危険物取扱者乙種2類とは?受験資格・試験内容・難易度をわかりやすく解説

  • 2026年3月15日
  • 2026年3月15日
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「危険物取扱者乙種2類」とは

危険物取扱者乙種2類とは、可燃性固体を取り扱うための国家資格です。消防試験研究センターの受験案内では、乙種第2類の対象として、硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等が挙げられています。乙4のような引火性液体とは違い、固体の危険物を扱う区分だと考えるとわかりやすいです。

危険物取扱者の乙種は、受けた類だけ取り扱える区分です。つまり、乙種2類を取得しても、乙4のような第4類や乙1のような第1類を扱えるわけではなく、第2類の危険物のみが対象です。危険物資格は「危険物全般」ではなく、類ごとに役割が分かれている点が大事です。

乙種2類は、可燃性固体を扱うための専門資格です。受けやすさは乙種共通ですが、使える範囲は第2類に限られます。

試験について

①試験概要

受験級 受験方法 開催時期 開催場所 受験資格
乙種2類 学科試験 各都道府県支部ごとに異なる 各都道府県の試験会場 なし

危険物取扱者試験は、一般財団法人消防試験研究センターが実施しています。試験は中央試験センター(東京)および各道府県支部で行われ、現住所や勤務地にかかわらず希望する都道府県で受験可能です。申請方法は電子申請と書面申請があり、詳細な会場や受付期間は受験する支部で確認する形です。

乙種2類は受験資格がありません。甲種のような学歴や資格要件は不要で、誰でも受験できます。危険物資格の中では、受けやすさという意味では乙4や乙1、丙種と同じです。

②試験内容

受験級 試験内容 合格点
乙種2類 危険物に関する法令、基礎的な物理学及び基礎的な化学、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 各科目60%以上

消防試験研究センターの試験科目ページでは、乙種危険物取扱者試験は法令15問、基礎的な物理学及び基礎的な化学10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問の合計35問で、試験時間は2時間と案内されています。乙種2類もこの共通構成です。

また、乙種は五肢択一式のマークカード試験で、実技試験はありません。乙2は可燃性固体を扱う資格ですが、試験の形式自体は乙4や乙1など、他の乙種と同じです。

乙種2類も「性質だけ覚えればよい」試験ではありません。法令と基礎化学を含めた35問を、各科目60%以上で突破する必要があります。

③難易度

受験級 合格率(%)
乙種2類 67.0(令和6年度) / 65.8(令和7年度途中集計)

消防試験研究センターの試験実施状況では、乙種2類の合格率は令和6年度67.0%、令和7年度途中集計65.8%でした。乙4の3割台に比べるとかなり高めで、危険物資格の中では比較的取り組みやすい区分といえます。

ただし、これは「無勉強でも受かる」という意味ではありません。乙2も35問・各科目60%以上という条件は同じで、法令や物理・化学を後回しにすると不合格になりやすいです。受験者数が乙4ほど多くないことも、合格率の見え方に影響していると考えられます。これは受験者数が令和6年度で9,411人、乙4が223,846人という差から見ても自然です。

受験料について

受験級 受験料(円)
乙種2類 5,300

危険物取扱者試験の手数料は、乙種が5,300円です。危険物取扱者試験ページで、甲種7,200円、乙種5,300円、丙種4,200円と案内されています。

一度払い込んだ試験手数料は返還されません。電子申請と書面申請で手続きが異なるため、申込み前に受験案内を確認しておくと安心です。

メリット・デメリット

メリット

  • 可燃性固体を扱える専門資格である
  • 受験資格がなく挑戦しやすい
  • 合格率は比較的高めで取り組みやすい
1つ目は”可燃性固体を扱える専門資格である

乙種2類は、硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等の可燃性固体を扱える資格です。対象がはっきりしているので、第2類危険物を扱う必要がある人には目的が明確です。

2つ目は”受験資格がなく挑戦しやすい

乙種2類は誰でも受験できます。甲種のような資格要件がないため、危険物資格が初めてでも受けやすいです。申し込みのしやすさは大きな強みです。

3つ目は”合格率は比較的高めで取り組みやすい

令和6年度67.0%、令和7年度途中集計65.8%という数字を見ると、乙種2類は危険物資格の中では高めの合格率です。乙4よりは取り組みやすいと感じる人が多いのも自然です。

デメリット

  • 扱える危険物が第2類に限られる
1つ目は”扱える危険物が第2類に限られる

乙種は受けた類だけを扱える区分なので、乙種2類では第2類危険物しか扱えません。乙4のような汎用性の高い区分とは性格が違い、必要な危険物が第2類に絞られている人向けの資格です。

こんなひとにおすすめ

乙種2類は、第2類危険物を扱う必要がある人におすすめです。危険物資格は類ごとに対象が明確に分かれているため、可燃性固体を扱う業務や学習目的があるなら、乙2は自然な選択肢になります。

また、すでに他の乙種免状を持っている人にも相性がよいです。危険物取扱者試験の受験案内PDFでは、既に乙種危険物取扱者免状を持っている人は、全類で「法令」と「物化」が免除され、「性消」10問のみになると案内されています。追加取得のしやすさは乙2の大きなポイントです。

合格するには?

必要な学習時間(目安)

受験級 学習時間(時間)
乙種2類 20〜50

乙種2類の学習時間は公式には公表されていません。そのため、上の表は35問・3科目構成であること、合格率が比較的高いこと、各科目60%以上が必要であることを踏まえた一般的な目安です。乙4より短めに見やすい一方で、法令と物理・化学を含む以上、短時間の暗記だけでは不安が残ります。

すでに別の乙種免状を持っていて科目免除が使える人なら、必要時間はさらに短くなることがあります。反対に、危険物資格が初めての人は、合格率の高さだけで油断せず、問題演習まで含めて見ておくほうが安心です。

おすすめの勉強法

乙種2類に合格するには、まずテキストで第2類危険物の性質をつかみ、そのあと問題集で反復する勉強法が基本です。ただし、性質だけでは足りず、法令と基礎的な物理学・化学も出るので、3科目を並行して進める形が効率的です。

また、すでに乙種免状を持っている人は、法令と物化が免除され、性消10問のみになります。この場合は勉強をかなりコンパクトにしやすいです。逆に初受験の人は、乙4と同じくテキスト1冊+問題集1冊をやり切る形が向いています。

おすすめの参考書

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はじめに 危険物取扱者乙種2類は、可燃性固体を扱う資格です。試験は乙種共通で、法令15問、基礎的な物理学及び基礎的な化学10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問の合計35問、各科目60%以上が合格基準です。乙4と同じ試験[…]

まとめ

危険物取扱者乙種2類は、可燃性固体を扱うための国家資格です。受験資格はなく、試験は35問・2時間・五肢択一式で、各科目60%以上が必要です。令和6年度の合格率は67.0%、令和7年度途中集計では65.8%で、危険物資格の中では比較的取り組みやすい区分です。

ただし、扱える危険物は第2類に限られるため、汎用性重視なら別の類も比較したいところです。すでに他の乙種免状を持っている人なら科目免除も使えるので、追加取得の候補としては特に相性がよい資格です。

 

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